老いを愛でる

祖父母はともに80代。

私は「お父さんかな?えっ若いおじいちゃんだね。」

「若いおばあちゃんだね。」と言われるのが

子どもの時からの自慢。

 

子どもの頃、私の天敵の父に唯一

太刀打ちできる人たちだった。

私にとっては絶対的な味方でスーパーヒーロー。

 

少しその健康に陰りが見えても

見ないふりをしてしまう。

心が弱くなる事にも、知らんふりをしてしまう。

 

老いを愛でる事ができるのか。

私のスーパーヒーローと、スーパーヒロインには

ずっと変わらず、強く聡く賢く私の側にいてほしいのだ。

老いを受け入れることは、今は難しい。

 

ただ、今までもこれからも、存在してくれることには

感謝しかない。

ずっとそのままでいて。と、思ってしまう。